その他

□鬼は外!福は…
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真「蓮二、これは一体なんの騒ぎだ?」




部室の床一面が豆だらけ


ジャッカルは豆を片手に走り回る丸井を追いかけていて、切原はそれから逃げている


柳生は端で本を読み、仁王は楽しそうにジャッカルたちの光景を眺めている




柳「さあ。どうしたものか」


真「………はぁ」




思えば今日は節分だった


だからと言って中学3年生の男子がこのように、はしゃぐとは…




真「たるんどるっ!!!」




真田がそう声をあげたが、部員たちは全くの無視


真田はまた大きくため息をついた


しばらくすると豆まき(というか追いかけっこ)に飽きたのか、丸井と切原は画用紙を取り出し何かを書き始めた


はさみで型どおりに切っていったと思えば、真田の方に寄ってきたのだ




切「副部長!これを付けて欲しいッス!」


丸「お前しか似合わないと思うぜ!」




2人がそういい渡してきた物はお手製の鬼のお面だった




真「貴様ら!遊びも大概にせんか!!」


丸「わー!鬼が怒ったー!!」


切「逃げろー!!!」




丸井たちは怒る真田を面白がり、走り出した…




真「待っ!!い、いかん。俺が取り乱しては元も子もつかんな。」


柳「節分か…なつかしいな」




今まで黙っていた柳が口を開いたかと思えば、思わぬことを言い出した










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